【将棋】中尾敏之五段、棋士生活20年に幕「悔いはない。ただ力が足りなかった」[08/27]
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今月13日、一人の棋士が最後の対局を終えた。規定により引退が確定していた中尾敏之五段(43)が第31期竜王戦6組で星野良生四段(30)に敗れ、20年間に及ぶ現役生活に終止符を打った。引退回避を目指し、2月には戦後最長手数となる420手の名勝負を演じるなどファンの記憶に残る執念を見せた男は、何を思って戦い、今後をどう生きるのか。静岡県富士市の自宅で現在の思いと夢を聞いた。
燃え尽きた者の晴れやかな表情だった。引退について語る中尾は笑顔だった。
「悔いはないです。引退が決まってからの2局は、強い人と全力で将棋を指すことが本当に楽しくて。まだ小さくて、初心者だった頃のような純粋な気持ちでした」
死力を尽くして戦ったからこそ、視線は前を向いている。
生存への執念が生むドラマがファンの胸を打った。1998年のデビューから通年度で18年連続負け越しの男は、引退規定の該当年となった2017年度、驚異の進撃を開始する。フリークラスから順位戦復帰への条件「参加棋戦数+8勝以上、勝率6割以上」の規定を満たすべく、10棋戦に参加し、佐藤康光九段(48)を下すなど大活躍した。
「後悔しない1年を過ごしたかった。今までは相手のことばかり考えていましたけど、初めて自分とは何かを考えました。長所を生かし、短所を補えば格上相手でも戦えると」
今年2月の竜王戦6組・牧野光則五段(30)戦は戦後最長手数となる420手、持将棋指し直しの死闘に。指し直し局も含めると19時間超、計520手に及ぶ歴史的勝負となった。
「記録係が3枚目の棋譜用紙(1枚150手まで)を準備した時は驚きました(笑い)。ただ負けたくない、ただ勝ちたい、の気持ちでした。勝負の後は疲れ果てて動けなかった。長ければいいわけじゃないですけど、記録に名を残せたのはうれしいです」
そして3月、勝てば現役続行、負ければ引退となる棋王戦予選4回戦で同郷の青嶋未来五段(23)との大一番に敗れ、盤上を去ることになった。17勝11敗。初の年度勝ち越しだった。
「あと1勝だったので悔しい気持ちもありますけど、今、1年前に戻っても同じ日々を送るので悔いはないです。ただ、力が足りなかった」
4月から地元のコーヒー製造メーカーでアルバイトとして勤務しながらパソコン教室に通い、ときどきは将棋の指導もしている。
「将棋だけを続けることも考えたんですけど、新しい世界でどれだけできるか試したい思いがありました。コーヒーは昔から大好きなので、好きなことに関われるのはありがたいです」
偶然、職場では昼休みに将棋を指すことが流行中。周囲も中尾が現役棋士だったことを知っている。黙って勝負を見守るが、質問されれば教える。
「将棋のおかげで早く打ち解けられましたよ」
夢は将棋教室開業 今は正社員として働ける職場を探しながら、遠い夢を見ている。
「働いて定年を迎えられたら、将棋教室を開きたい。子供たちが強くなるのを見るのがすごく好きなんです」
日本一の山の目の前にいるために、生まれてから今日まで富士市を離れたことがない。日本将棋連盟所属退役棋士・中尾敏之五段。現役ではなくなったが「棋士」ではあり続ける。人生の第2局を闘い始めている。(北野 新太)
◆中尾 敏之(なかお・としゆき)1974年10月24日、静岡県富士市生まれ。43歳。故・廣津久雄九段門下。小1時に父親に教わって将棋を始め、中3で棋士養成機関「奨励会」入会。98年、23歳で四段昇段。2007年、五段に。17年度の竜王戦6組・牧野光則五段戦は将棋大賞で名局賞特別賞を受賞。終盤の粘りから逆転につなげることを得意とする居飛車党。通算446戦186勝260敗、勝率4割1分7厘。
https://www.hochi.co.jp/photo/20180827/20180827-OHT1I50034-T.jpg
https://www.hochi.co.jp/entertainment/20180827-OHT1T50053.html 中卒の43歳wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww 最長手数のときの記録係のインタビューってないんかな アマ七段の人が挑んでもきっと秒殺されるんだろうな。 フリークラスの強制引退規定を作った人も、まあ60くらいまではみんな現役でいられるだろうくらいに思ってただろうにな。 プロになれる規定を若干緩くしてどんどん引退させるシステムにすればいいのにな
勝負の世界なんだから 仕方ないんだろうけど、連盟も少し考えろよ
43でほっぽり出されてあとはご勝手にか 勝率4割越えでも早期引退に追い込まれるんだな。厳しい世界だわ。 いくら勝負の世界とはいえ中卒40男を社会放り出すのは
無責任じゃねえの 切羽詰まった年に勝ち越せたんだからプロになりたてのころから必死に勉強してれば60歳までは勤め上げられただろうになぁ >そして3月、勝てば現役続行、負ければ引退となる棋王戦予選4回戦で同郷の青嶋未来五段(23)との大一番に敗れ、盤上を去ることになった。17勝11敗。初の年度勝ち越しだった。
凄いな、そんなドラマがあったのか
青嶋って奴も勝負師だな
これが棋士の闘いか・・・ >>19
まあ、そういうことがわかるのって、ギリギリに追い詰められてからなんだよな
これは、ほとんどの人がそうなんだと思う まあ、博士号をとっても、数年契約のポスドクを何度か更新したのち、
30代半ばでそのままリタイアってこともあるからな。
たとえ学歴があっても、実力を競う世界で食っていくのは大変だよ。 プロ入りのときの三段リーグの厳しさは聞くが、入ってからの強制引退なんてあるのね てかC2で降級点2つついた時点でフリークラス宣言(もう一生フリクラでいいです宣言)しといたら
あと10年くらいフリクラで指せたんだろ >>25
引退がないと皆が生活できる対局料払えませんからね
それに勉強もしないで一生安泰な仕事になってしまう >>23
頭脳職は続けるかどうかは当人の意志だが、将棋の強制引退は制度だからね。
やはり厳しいと思いますが。 >>25
プロ棋士の終焉は強制引退か、自主引退か、死亡のいずれか。 彼と言いクマーと言い、ギリギリになると急に勝ち出すんだよな
どっちも結局あと一つ足りなかったけどラストは注目度が高くて衆人環視の下にあるもんな
どちらも電子機器を預ける関西じゃないのも共通だな >>30
対局料だけで言えば同世代の平均を下回っているくらい >>15
レベルの低い戦いが「プロの戦い」として繰り広げられたら困るよね 藤井聡太で輝かしい世界を見てきたが
影の部分ではこういう現実のが圧倒的に多いのだろう
プロで生き抜くのは大変なんだな >>28
C2で降級点3点→フリークラス転落、10年以内にフリークラスを脱出できないとクビ (中尾、熊坂他)
C2で降級点2点からフリークラス宣言→1+15年=16年経過したらクビ(上に比べて5年長く在籍できる (金沢)
60歳以上で3点転落→即クビ (ひふみん)
50歳〜64歳で2点、フリクラ宣言→65歳までフリクラで在籍可 (あまたの老害)
か >>32
そういう理由なら三浦事件の前にフリクラ脱出しておけばよかったのに >>31
それ、会社員でも自営業でもそうなんじゃね >>29
続けたくても誰も雇ってくれないから同じこと。
でも、一旦常勤職を得れば大丈夫だから、やっぱ棋士のほうが
厳しいか。 なぁ里見 おれは悔いはないよ
ただ ・・・無念だっ まあJリーグやプロ野球とかのプロスポーツだったら
「こいつ才能ないな」とわかった時点で概ね25歳くらいでクビ切られるものだが
将棋の場合はそのままダラダラと43歳まで続けられるくらいクソ甘っちょろい「勝負の世界」であるとも言える 棋士の中にはExcelで表作ったりPDFで文章作ったりできる棋士もいるようだが
パソコン教室通うとこから社会人の勉強やらないといけないっていうのが、かなC 大体パソコン教室ってw
羽生のようにこいつより年配の棋士ですら当然のようにPCを使って研究をしているのにそこからかよw
どんだけダラダラクソみたいな棋士人生を送ってたんだろうなこいつは 20年人生賭けて戦ってきたんだから、連盟もなんかしらのポストくらい用意出来んのかな?
今こんだけ将棋ブームなんだから
本人が断ったとかなら別だが >>47
実績ある棋士にポスト配するのにも苦労しているってのに プロは全員3段リーグ勝ち上がって来てるから当然落ちこぼれは出てくる。3段リーグ前の棋士もそれなりに厳しい基準で上がってるから同様 >今は正社員として働ける職場を探しながら
引退しても将棋界って仕事は世話しないのか・・・ >>47
指導棋士としてはやっていけるでしょうけど
本人が違う世界も見てみたいようですので まあ、でもPCすら使えないと
仕事も斡旋しようがないか 4割1分7厘なら糞弱いってわけではないな。女流が男性相手に4割、いや3割でも大絶賛されるのに ふざけんなよ
弱いのが悪いんじゃんか
弱いから負けんだよっっ
勉強しろよ
してねーのわかんだよ
解ってるけどできねーとか
言うんならやめろよ!!
来んな!! こっちは全部賭けてんだよ
他には何も持てねーくらい
将棋ばっかりだよ >>43
順位戦さえ降級点取らないければ
他は全敗でも引退にならないシステムですので 協会はセカンドキャリア支援してくれないのか?
マンションでも借りて将棋教室始めたら、藤井聡太の影響もあり子供たちが殺到しそう
元棋士に教えてもらえるとか、そうそう無いだろ >>18
他のプロスポーツ選手や売れないバンドマンやお笑い芸人も老後まで面倒見るべきだな 将棋連盟の事務職とかスポンサー企業へコネで就職させてやるとかないの? 門外漢の自分からしたら厳しいのかそうではないのか正直わからないな。
普通の会社のリストラにあってもおかしくない年齢ではあるぐらいか。 >>1
クマーはNHK杯の想い出を作り
中尾は長手数の名局を残し
藤倉はなにか残せるのだろうか 勝率4割か
そこまで悪くないような気がするけどなあ
厳しい世界だ 声優の岡本信彦さんと平手で指したら、10回に2回くらいは負けちゃうんだろうか 「社長!その突き捨てでやられましたよ。流石ですね!」
数年後にはトップ営業マンになってるよ
それもまた一局 将棋教室とか将棋指導で食ってけるのか?
そうじゃないと救いがなさすぎる >>45
え?この人いまさらそのレベルのパソコン教室に通うの? >>56
藤井人気絶頂の頃、佐藤紳哉が短期の将棋教室開いたけど人数不足で中止になった
宣伝不足だったとはいえズラネタでメディアによく出てた佐藤ですらこの有様
うまく計画立てないとプロ棋士ですら将棋教室で失敗する 康光が負けてあげたりしたのにな
無慈悲な若手にやられたか 勝率4割といえばそこまで負けてないように思うが棋士の場合相手も雑魚としか当たらない中での勝率4割だからな
野球のペナントレースで1位から6位までの総当たりで勝率4割というのを想像してるとだいぶ意味合いが違う >>59
元奨励会員で20代の若者なら、NHKの将棋番組のスタッフとして拾われた人もいる
観戦記者として新聞や将棋雑誌に解説文を書いている人もいる 小さいパイの奪い合いだからな。年々スポンサー料も減っているし、そりゃ同業者は蹴落とす対象だわ。
競馬等、公営ギャンブルみたいに賭けの対象にもならない競技勢がいずれ消える業界w お疲れ様でした
第二の人生も粘り強く頑張って欲しい PCは普通に使えるだろうけどMOSあたりの資格とるためにPC教室通ってるのかな? >>71
あいついつもふざけてて真面目に将棋教えてくれなさそうだもんな
神吉みたいに話が面白いわけじゃなくうっとおしいだけだし >>80
バイトは引退が決まって対局が少なくなってからじゃないかな?
フリークラスだったから確かに収入は少なかったとは思うけど 多くの棋士は60代まで現役だから全然厳しくない
今いる現役棋士約160名のうち、30代以下での引退予定者はゼロ、40代での引退予定者は10名未満
ちなみに中尾は18年連続負け越しという最弱レベルの棋士
勝率4割という数字に騙されてはいけない >>74
そりゃプロになれなかった若者ならつぶしもきくけど、中途半端にプロ経験だけある40代のおっさんだぞ プロとアマでも天地の差なのにプロの世界でも才能の壁が存在するんだもんな
やはり実力主義の世界は尊敬するわ 青嶋戦の途中で
アカン奴やコレ
とか思ってたんだろな かるたクイーンと結婚した旧吉田は大丈夫か?
C2で降級点2だろ
今期頑張らないとヤバイ 人間は集団の中で上位にいないと本能的にそのことへの興味を失なっていくもの
それなのに無理して奮い立たせなくてはいけないのはきつい
実際のとこ、かなり抜いてはいるんだろうけど いまからプログラマーになったら、充分食えるレベルになれる頭脳あるだろ >>24
勝つか、生徒を集めるか
どっちかできれば安泰ではあるよん
>>43
>>60
>>73
>>82
さすがに勝者に甘っちょろいは無いわ >>47
自社ビル建て替えだけで
苦労しているのに
>>87
勝負の世界では
本来 敗北=死
さすがに負けが混んでいる選手は
誰しも第2の人生を検討しとるよ フリクラでこの成績じゃ話にならんわ
奨励会が飽和してる今窓際は片っ端から切って行くぐらいじゃないとな >>88
実戦のプレッシャーや学習と比べたら
たかがルーティーンワークの記憶なんか
楽勝だろうな 東京や愛知に出ず、地元で研鑽を続けたんだな。
微妙な位置だよな、静岡って。
ともかく一人で研究ってのは難しいよ。都会に出て他の棋士と交流していかないと。のんびりしちゃう。 厳しいね
プロ勝率4割→将棋残れない
競艇勝率4割→S級6000万以上稼ぐ
騎手勝率4割→3億以上稼ぐ ヒフミンも規定による引退になったが、これ位の若手でも発生するのか。
ヒフミンが高齢でも微妙にギリギリ勝ち残っていたのか。 加藤一二三 - Wikipedia
加藤 一二三(1940年1月1日 - )は将棋棋士。実力制6人目の名人。
2017年6月20日に現役引退。戦前生まれの名人経験者最後の存命者。
「神武以来(じんむこのかた)の天才」・「1分将棋の神様」の異名を持つ。
最高齢現役、最高齢勝利、最高齢対局、現役勤続年数、通算対局数、通算敗戦数は歴代1位。
1950年代、1960年代、1970年代、1980年代、1990年代、2000年代の各年代で順位戦最高峰A級に在籍したことがある唯一の棋士。
14歳7か月で当時の史上最年少棋士(62年後の2016年に藤井聡太が更新)・史上初の中学生棋士となった。
デビューから4年連続で順位戦で昇級し、18歳でA級八段という記録は60年近く経った今もなお破られていない。
19世紀・20世紀・21世紀の3つの世紀に生まれた棋士と公式戦で対局した、史上唯一の棋士でもある。
2016年度の第30期竜王戦6組ランキング戦の初戦(2016年12月24日)では、加藤が持っていた史上最年少棋士記録(14歳7か月)を62年ぶりに更新し、
14歳2か月でプロ棋士(四段)となった藤井聡太のデビュー戦の相手となった(結果は110手で藤井の勝ち)。
1月19日、竹内雄悟が佐藤慎一に勝利したことで、降級点回避条件を満たせなくなり、フリークラス規定による加藤の引退が決定した。
名人経験者が規定で引退することになったのは史上初であった。
加藤は、将棋界の制度によって引退したのは仕方ないが、引退の時点で気力・体力ともに衰えていず、
公式戦対局への情熱を失っていなかったので、そうした制度がなければずっと戦い続けていただろう、と述べている。 >>96
そりゃ1試合で相手にする数が違うからな
実力その他の要素一切抜きで完全運ゲーなら将棋の平均勝率は50%、競艇の平均勝率は16%、10頭立ての競馬で10%だぞ
競馬や競艇が1対1の競技だったら勝率40%ではやっぱり生き残れないと思う ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています