羽生結弦専属トレーナー秘話「立つのがやっと」で掴んだ平昌金

菊地さんは、羽生の専属トレーナーとして、平昌五輪に帯同。試合直前、痛みが出ないようにと祈りを込めて、羽生の足首にテーピングを施してきた。

「普通なら立っているのもやっとの状態。絶対に痛いはずなんです。テーピングで痛みが抑えられるわけではありません。靱帯はボロボロ。それをガッチリ固定して、物理的に動かなくするだけです。
そんな状態で、あの演技です。ここまでやれる選手に育ってくれたことも、すごくうれしくて……」