今大会は1回戦で今春センバツ準優勝の智弁和歌山(和歌山)を7−3で下し、2回戦では甲子園優勝経験のある前橋育英(群馬)にサヨナラ勝ち。
“大物食い”で勢いに乗っている。
1回戦で2本塁打を放ったプロ注目の主砲、北村恵吾内野手(3年)は「世の中では智弁和歌山の勝利を予想する声が多かったと思う。
近江旋風を起こすためにも『革命』を合言葉にチームで奮起しました」と打ち明ける。
北村にとって夏の甲子園は2回目。1年の夏も4番を任されたが、「初めての甲子園で落ち着いたプレーができなかった」。
この大会では、1回戦で常総学院(茨城)に無得点で敗退。
北村自身も4打席1安打と振るわなかった。
対照的に今大会は「落ち着いて自分のプレーを貫き通せている」。
プロ入りの決意と冬場のストイックな練習が精神と技術を支えているからだ。
昨冬から1日1500スイングと、体にキレを出すための30メートル走20本、50メートル走10本を自分に課してきた。
「前のめりにならず、軸足で回転する」打撃フォームは練習のたまものだ。
滋賀大会を控えた今年6月後半、プロ志望の決意を多賀章仁監督に伝えた。
センバツ後に「ネット裏の評判、練習や試合を訪れるスカウトの姿で自分がドラフトにかかる可能性があることを自覚した」そうで、
「夏の結果次第でプロにいけると確信した」。
悲願の滋賀県勢初優勝と自分の夢を同時にかなえる決意だ。(内藤怜央)
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8/16(木) 16:56配信
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