◇ソフトボール世界女子選手権第11日 日本6―7米国(2018年8月12日 ZOZOマリン)

 ソフトボール女子の世界選手権第11日は12日、千葉市のZOZOマリンスタジアムで決勝戦が行われ、世界ランク2位の日本が同1位の米国にタイブレーク方式による延長10回に6―7でサヨナラ負けを喫し、2大会ぶり4度目の優勝を逃した。米国は2大会連続11度目の優勝。

 前日11日の準決勝で3−4と米国に敗れた日本のこの日の先発はエースの上野由岐子(36=ビックカメラ高崎)。デーゲームの準決勝(3位決定戦)で7回を投げ切りカナダを零封。中3時間半で再度先発するという過酷なマウンドとなった。ただ、決勝までに6試合を投げ、6勝0敗、失点0と驚異の活躍を見せており、宇津木監督も「今日は上野で勝負」と腹をくくっていた。

 上野は2回に2死一、三塁のピンチを切り抜けたが、3回、2死一、二塁の場面で5番・スポールディングに3ランを浴び、今大会初めての失点を喫する。その後は得点を許さず熱投を続けた。小刻みな継投を見せる米国に対し、一人で決勝のマウンドを守り続けた上野だったが、6−4とリードして迎えた延長10回、逆転を許しサヨナラ負けを喫した。

 打線は2回に8番・我妻悠香(23=ビックカメラ高崎)の適時打で先制。3回には4番・山本優(29=ビックカメラ高崎)の適時三塁打が出て追加点を挙げた。1点を追いかける6回に6番・藤田倭(27=太陽誘電)がソロ本塁打を放ち同点。さらに、タイブレーク方式による延長8回には1死三塁から代打・内藤実穂(24=ビックカメラ高崎)が勝ち越し打を放った。その裏に追いつかれたが、10回には藤田がこの日2本目となる勝ち越し2ランを放った。


8/12(日) 22:10配信 スポニチアネックス
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