「最近8年間でマネージャーが28人辞めている」と暴露したのは、シンガー・ソングライターの広瀬香美(52)の独立をめぐり、会見を開いた元の事務所社長だ。すでに2カ月も前の話ではあるが、業界では“マネージャークラッシャー”というインパクトは大きく、「そういえば、あの人も」といった声が広がっている――。

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 週刊文春は昨年、女優でモデルの菜々緒(29)のマネージャーが8年で14人も変わったと報じた。広瀬香美の場合、これを遥かに上回る。

「28人というのはすごいですよね。古くは和田アキ子さん(68)が有名でしたね。以前自分の番組『アッコにおまかせ』(TBS系)でもやっていましたが、その時には歴代マネージャーは58人に上り、そのうち8人が失踪。中には2時間でクビになった人もいたとか。もっとも和田さんの場合、確かに厳しいけど、芸能界での躾をしているという声が多いんですよ。彼女の所属するホリプロでは、和田さんの下で修業して一人前になっていくと言われていますからね」(民放ディレクター)

 和田の場合、マネージャークラッシャーとは意味合いが異なるらしい。では他に、意外なクラッシャーはといえば――。

「“オネエタレント”は気さくで洒落が利きそうだと思われがちですが、意外にも厳しい人が多いんです。その筆頭と言われるのが、振付師でタレントのKABA.ちゃん(49)。段取りが悪かったり、トロトロしてるマネージャーには厳しく詰め寄る。それはもうパワハラの域を超えてますよ」(同)

怒ると地が出るオネエたち
“事件”は「秘密のケンミンSHOW」(日本テレビ系)で起きた。その日は2本撮りで、KABA.ちゃんのマネージャー氏は、1本目の収録ではいたのに、2本目の収録時には辞めていたという。

「KABA.ちゃんは楽屋で、とにかく仕事が遅いとか、早く片付けなさいと、チマチマチマチマ言っているうちに爆発するんです。『ケンミンSHOW』の1本目の撮りが終わって楽屋に戻ったときのことです。マネージャーはまだ若手で、この世界に来て1〜2年だったはずですが、その場で辞めさせちゃいました。KABA.ちゃんは事務所の社長に電話して、『あのバカ、辞めたわよ。今、逃げた。誰か新しいのを寄越して』と言っていました。今ならパワハラで問題にされたかもしれませんよ。もう5〜6年前の話ですけど」(同)

 となると、KABA.ちゃんが去勢する以前のこと。きっとイライラすることもあったのだろう。美しい女性となった今は落ち着いていると思いたい――。

「そしてもう1人、はるな愛(46)です。チーフマネージャーとは昔からのつき合いがあるので彼女も信頼しているのですが、こちらも若手マネージャーには厳しい」(同)

 それはマネージャーの性別や容姿に関係があったりするのだろうか。

「基本的にそれは関係ないようですね。はるな愛は時折、ドスの利いた男声で話すのも芸風になっていますが、怒ったときにはさらに迫力のある大西賢示(本名)が出てしまうんですよ。あまりの迫力に、入ったばかりのマネージャーはビビって辞めてしまうそうです」(同)

 昨年は元衆議院議員の豊田真由子氏(43)の「このハゲー!」「ちーがーうーだろーっ!」が大きな話題となったが、彼女の場合は秘書が4年半で100人以上辞めていた――。

 今年はこの猛暑の中、ムカつくことも多いでしょうが、怒るとかえって熱くもなるので、みなさんどうぞお健やかに――。

週刊新潮 2018年8月11日 7時31分
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