今秋開幕するバレーボールの新リーグ「Vリーグ」入りを目指す新しい女子チームが仙台市に発足することが3日、分かった。昨年6月に解散した仙台ベルフィーユの関係者が中心となって設立し、リオデジャネイロ五輪代表で仙台市出身の佐藤あり紗選手(宮城・古川学園高−東北福祉大出)が加入し、プレーする。2019年秋に始まるシーズンからVリーグ参加を目指す。
 関係者によると、名称は「リガーレ仙台」。「リガーレ」はラテン語で「結ぶ」や「つなぐ」を意味するという。仙台市をホームタウン、富谷市を準ホームタウンとする。経営悪化でベルフィーユが解散した反省を生かし、宮城県バレーボール協会役員が代表理事となって一般社団法人を設立し、透明性のある運営母体を目指す。
 ベルフィーユの監督を務めた元全日本女子代表監督の葛和伸元氏がチーム運営の責任者を務め、教え子の船崎恵視(めぐみ)氏(40)が監督に就く。選手はトライアウトを実施して十数人規模とする。
 ベルフィーユの解散後、「仙台からVリーグを」と再出発を目指す動きが協賛企業や県バレーボール協会を中心に進んでいた。協賛企業は15社が決まり、初年度に必要な約1000万円の運営資金は確保できる見通しとなっている。

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