>>85
横からでなんだが、守備の思想が違う
現代サッカーにおいて、便宜的に守備を区分するならば、攻撃の為の守備、攻撃させない・攻撃の形をを作らせない守備、
守備の為の守備と分けて理解することができる

ゲーゲンに代表されるような前線から中盤が連動するプレスは、攻撃の為の守備であって
嵌ればメリットが大きいが、交わされると相手に中盤に広大なスペースを与えてしまうという
デメリットもある
そこで、その点を修正したのが>>41のいう「ポジショナルプレー」ということになる
前線から中盤が連動するという点では同じだが、プレスにいく者とスペースをカバーする者に
役割を分担して、相手に攻撃させない・攻撃の形を作らせないことを主眼とする
(勿論、上手くボールを奪えれば、カウンターに移行できる)
守備の手法が同じ、あるいは似通っているといっても、相手の攻撃を許容した上で守るゾーン
ディフェンスとは明確に異なる

ただ、こうした守備をポジショナルプレーと呼ぶことについては、適切かどうかは分からない
この言葉を用いる人によっては、その意図するところが違うことはままあるし、その意義・定義
が確立しているとも思えない
本来的には、各選手が適切にポジショニングをすることを指す言葉だが、より複雑かつ流動的な
現代サッカーにおいては、それを試合の全局面で組織化することは極めて困難であると想像できる
それを志向し、比較的成功していると評価されるペップシティのサッカーをポジショナルプレー(サッカー)
とする傾向は見受けられるね