カジノ法案がついに成立したが、それを見据えた5月、ジャパンゲーミングコングレスが行われ、
諸外国でカジノ関連事業を行う人たちが日本のカジノのあるべき姿を議論した。

参加者が注意したのは、日本におけるギャンブル依存症への対応のありかただ。
 ゴールデンパンダコンサルティングCEOのピーター・ジョーンズ氏は、
「日本に必要なのはフロアの規制や入場料ではなく、カジノを文化的なものとして遊べるような教育」とコメントした。

 「ハードや仕組みでがんじがらめにするのは、日本人がまるで判断能力がないかのようで失礼ではないか?」という意見もあった。
 これまで日本政府はシンガポールやラスベガスを手本にすると言ってきたが、それが意外なことにウケが良くない。
 マレーインターナショナルチェアマンのナイル・マレー氏は「シンガポールやラスベガスを体験したくて日本に来る人はいない」

 「自国のカジノより優れていないとわざわざ日本まで出掛けていかない」
 外国人集客には日本のオリジナリティーが重要と訴えた。

 それはゲームにも言えること。ぼくは以前、日本在住の外国人教師に、日本で導入してほしいゲームは何かと取材した。

 すると彼らは「丁半ばくち」と口をそろえた。

 日本映画に登場する丁半ばくちに欧米人は憧れがある。集客の鍵として検討の価値ありだ。(作家・松井政就)

https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180729/soc1807290001-n2.html
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180729/soc1807290001-n1.html