コラム【芸能界仕事術】

 そりゃ、やっかみ半分にもなっちまうよなと思わせるのが、剛力彩芽(25)の恋愛話だ。

 なにせ、明石家さんま、松本人志、ナインティナインの岡村隆史ら大物芸人も自分の番組でこの話題を取り上げ、コメントしてみせたほどだ。

 まあ、お相手の男性がすごい。ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」の運営会社社長の前澤友作氏で、以前からその交際は認めていたが、ワールドカップ・ロシア大会の決勝戦を一緒に観戦しに行ったとみられる写真などをインスタグラムにお互いに投稿したことで、ネットで騒動になった。サッカー観戦の翌日には、2人が静岡県で行われたイベントに姿を見せたので、前澤氏の所有するプライベートジェットでロシアに弾丸で行ってきたのが分かったというわけ。「自慢?」「一般人ではムリ」といった、やっかみの反応がズラリと並んで炎上した。

 そこで剛力は、これまでのインスタグラムの投稿を全て削除し、新たにインスタをスタートしている。彼女の所属事務所はしっかりした大手プロ。日頃から所属タレントにはSNSなどについても注意している。また、25歳までは恋愛禁止という内規もあるという。

 剛力の場合は25歳になって晴れて恋愛OKとなり、そのお相手が時価総額1兆5000億円企業の“オーナー”というわけで、さすがに事務所や明石家さんまもどう扱っていいものかとなったことだろう。

 剛力自身も恋愛に関しての“免疫力”がかなり低いといえそうだ。で、過剰な反応になっているのではなかろうか。

 前澤氏は、これまでに2人の女性との間に3人のお子さんがいて、認知もしているそうだが、正式な結婚はしていない上、「自分は結婚しない主義だ」と公言したという。剛力とゴールインするのかどうか取り沙汰する向きもあるようだが、彼女自身も女優として活動していくとしているため、結婚はなさそう。

 実はいま、剛力にとってはチャンスだと言いたい。昔から大物といわれた女優ほど“恋多き女”でもあった。そして、その女優たちは、自身の恋愛については自ら語ることもなかった。

 現在も、よく“恋多き”といわれる大物は多い。例に挙げては申し訳ないが、深田恭子(35)は過去の恋愛をいろいろ詮索されても、一切話をすることがない。そして年齢を重ねてますます美しく、魅力を増していくばかりだ。

 剛力も、せっかく過去のインスタグラム投稿を削除したのだから、交際が順調だとか、別れたとか、まったく口にする必要はない。いつも自然体であり続け、今後は共演俳優と付き合ってみるのもいいだろう。だが、そのあたりは表に出さず、ミステリアスな存在になればいいのだ。

 剛力は、ドラマのスタッフなどの評判がすこぶるいい。十把ひとからげのタレントのように素直にSNSで日常を表現するのもいいが、“秘密”の部分をつくった方が得策だ。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

7/28(土) 9:26配信
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