夏の風物詩を巡って、大論争が起きている。それは…夏の甲子園!

熱中症が続発する中、甲子園球場ではなく、ドームで行うべきとの意見が出ているのだ。
100回目となる今大会。
伝統を重んじる“甲子園派”と、安全を訴える“ドーム派”で議論が白熱している。

「直撃LIVEグッディ!」では、“甲子園派”である元甲子園のスーパースター金村義明さんと、“ドーム派”であるスポーツライターの小林信也さんをゲストにお呼びし、徹底討論していただいた。


広瀬修一フィールドキャスター:
まずお二人の意見を伺う前に、スタジオのみなさんに“ドーム派”か“甲子園派”か伺いたいと思います。フリップをどうぞ!

【甲子園派】ヨネスケ、尾木直樹(教育評論家)

【ドーム派】安藤優子、八嶋智人、三田友梨佳アナウンサー、田村勇人弁護士

広瀬:
スタジオでは、“ドーム派”が多いようですね。
それでは、“甲子園派”の金村さんの意見を伺っていきましょう。

「夢」vs「安全」ドームと甲子園の併用は?

「甲子園以外では意味がない。野球少年たちは甲子園に出たいという思いから野球を始める。その夢を踏みにじってはいけない」


金村氏:
甲子園でやらなきゃ、意味がないんですよ!甲子園に出たいという夢は、とてつもなく大きいんです。
僕もプロ野球を目指して野球を始めたんじゃないんですよ。報徳学園のユニフォームにあこがれて、甲子園に出たいがために受験して。
血のにじむような努力をして、どんなつらいことでも甲子園に出るために我慢できた。結果的に甲子園で優勝までさせてもらって、幸せでした。

広瀬:
では、続いて小林さんの意見がこちらです。

「甲子園は神格化されすぎ。
災害といえるほどの暑さなのだから危険なことはせず、安全なドームで開催すべき」

小林氏:
僕も一応、甲子園を目指した高校球児だったんです。
僕のころも暑かったですけど、この数年の暑さは尋常じゃありません。危険ですよ。

安藤優子:
尾木さんは“甲子園派”なんですね〜

尾木直樹(教育評論家):
甲子園は“聖地”ですからね。100年の歴史があります。
この“聖地”で、いかに安全に行うべきかという対策を先に考えるべきですよ。
考えてもこれは無理だなという結論が出たら、命は大切ですからドームにするというのもありだと思います。
だけど、大して考えもせずすぐにドームに…という発想が、僕は気に食わない。

安藤:
一方で、“ドーム派”の田村さんはどうですか?

田村勇人弁護士:
みなさん思いは一緒だと思いますよ。甲子園に行きたいという球児の思いも大切にしてあげたい。
でも、これはもう答えが出ていて、WBGTっていう暑さ指数があって、その指数が31を超えたら運動はダメだって言われているんです。それだけの話です。
だから、早朝や夜間なら甲子園球場でいいと思いますよ。朝4時に開始したり、夜間だってプロが使っていない時にしたりできるじゃないですか。

つづく

7/26(木) 21:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180726-00010021-fnnprimev-base