早大は「早稲田アスリートプログラム(WAP)」を発表。
44の運動部に所属する約2400人の全部員に対し、大学が求める最低単位を2学期連続で下回った場合は練習の制限や対外試合の出場停止などが課せられることになった。

早大は2000年からスポーツ推薦制度が変わり、スポーツの実績があれば、書類と面接のみで入学できるようになった。
この制度によって低迷していた早大スポーツは復活したが、部員の学力の低下に大学関係者が顔をしかめることも起きてきた。
「I am a boy」の過去形を書けなかったり、1ドル札を見て「オネ・ドラー(one dollar)」と読んだなど、話半分としても大学生とは呼べない学力の学生が出てきたことも事実。
これまでにも単位取得状況がよくない部は推薦の枠を減らすなどの“罰”を実行してきたが、一歩進んだ対処を実行。
「ただ勝てばいいのではない。学生の人間的成長を促すという最終目標を掲げ、大学スポーツに一石を投じたい」(川口浩・競技スポーツセンター所長=毎日新聞より)と、新たな方向を目指し始めている。