中国全土でツアーを開催した香港の大スター張学友(ジャッキー・チュン)さんのコンサート会場で、次々と逃亡犯が逮捕されている。
逃亡犯たちは会場の監視カメラによって発見。中国では公共施設などで顔認証システムのある監視カメラの設置が進み、「監視の目」が強まっている。

 張さんは4月から7月にかけて中国大陸でのツアーを実施。スタート直後からコンサートを見に来た逃亡犯の発見、逮捕が相次いだ。
5月20日の浙江省嘉興市の会場では、入場ゲートに設置された監視カメラの顔認証システムが3年前から詐欺容疑で逃亡を続けていた男性を識別。
男性がゲートを通過して数分後には会場の警察官が男性を見つけ、逮捕に至った。

 7月13日の山東省威海市でのコンサートも含め、これまでに七つの会場で逃亡犯が逮捕された。
中には5万人規模の会場から発見されたケースもあった。

 中国メディアによると、「危ないと分かっていたがどうしてもコンサートが見たかった」と話している逃亡犯もいた。
ネット上では張学友に「逃亡犯の宿敵」との異名もついた。

7/23(月) 21:39配信 朝日新聞デジタル
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180723-00000102-asahi-musi
画像 人民日報系のニュースサイト「人民網」は、中国版ツイッター「微博」の公式アカウントで一連の逃亡犯の逮捕のニュースを伝えている。
写真の右側は5月20日、浙江省でのコンサート会場で発見された逃亡犯の画像だという
https://amd.c.yimg.jp/amd/20180723-00000102-asahi-000-1-view.jpg