映画『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』『ミルク』のガス・ヴァン・サント監督が、映画『ブロークバック・マウンテン』の監督オファーをされ、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオを主演に据える案を当時立てていたことを、Indiewireのインタビューで明かした。

これは、ヴァン・サント監督が新作『ドント・ウォーリー、ヒー・ウォント・ゲット・ファー・オン・フット(原題)/ Don’t Worry, He Won’t Get Far on Foot』の宣伝の際に、Indiewireとのインタビューで過去の作品にも答えたもので「(俳優の)誰も演じたがらなかったんだ。僕は作品に関わっていた。僕らは強力なキャスト、有名な俳優が必要だと感じていた。だが、その配役はうまくいかなかった。僕は、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ライアン・フィリップら(当時人気の)俳優に声をかけたが、全員がノーと断ってきた」と振り返った。

 そんなキャステイング過程が、もともと監督するつもりだったヴァン・サントを降板させることになったが、今でもその決断を後悔しているようで「主演俳優が誰であるかを気にせずに、あまり知られていない俳優をキャスティングすべきだった。そのとき僕は、その準備が出来ていなかった。それがなぜなのかはわからない。ちょっとした僕自身の不都合によるものだ。あの時起きていた出来事で、何か普段の自分自身ではなかった気がする」と答えている。(細木信宏/Nobuhiro Hosoki)

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