0001金魚 ★
2018/07/19(木) 21:22:04.03ID:CAP_USER9決勝トーナメントが始まり、大会が佳境に入ったのを機に、
元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(77)に感じたことを語ってもらった。
あっという間にW杯も終盤戦だ。グループリーグでの窮屈な勝ち点計算から解放された選手たちが、伸び伸びとプレーしている。
「こういうサッカーが見たかった」と思う好試合が続くことを期待する。
ドイツの早期敗退など番狂わせが多かった。
日本に負けたコロンビアもそうだが、他にもアルゼンチン、スペイン、ポルトガルなどが格下相手に勝ち点を落とす試合が続いた。
いわゆる強豪国と、そうでない国との実力の差が縮まっているのだ。
一つには、スター選手たちの「疲労度」がある。
各国の長いリーグ戦、欧州チャンピオンズリーグなどW杯直前まで日程がぎっしりで、
身体的、精神的な疲労をリフレッシュできなかったのかもしれない。
格下の国が、相手の長所を発揮させない作戦を研究した成果でもある。
番狂わせは1度までは許されるが、2度続くとドイツのようになる。
一部選手がトルコの大統領選挙に協力して激しい批判にさらされるという、グラウンド外の政治問題もあったが、
サッカーの内容は前回王者らしくないものだった。
2年前の欧州選手権でも番狂わせは起こり、アイスランドなど小国が躍進した。
しかし、ドイツを含む強豪国は、有効な対策(格下国の作戦への対抗策)を立てられないままW杯に臨み、そのツケを支払わされた。
別の角度から見れば、世界のトップレベルが停滞しているとも言える。
W杯で、どんな新しい戦術が登場するか楽しみにしていたが、戦術的イノベーション(革新)は今のところ見られない。
https://worldcup2018.yomiuri.co.jp/news/4215/