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ロシアW杯で日本はベルギーに敗戦も…「感嘆すべきことであり、感心する」と称賛

 日本代表はロシア・ワールドカップ(W杯)をベスト16で終え、史上初のベスト8進出は叶わなかった。それでもロシア大会に出場したアジア5カ国のなかで唯一決勝トーナメント進出を果たしており、中国メディアは「日本を『アジアの希望』と呼ぶのは誇張ではない」と称賛。さらに日本と中国との格差に触れ、「さらに大きくなる可能性がある」と悲観している。

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「日本代表の男子と女子チームは今、間違いなくアジアでトップクラスだ。中国と日本の格差は、これからさらに大きくなる可能性がある」

 そう報じたのは中国メディア「SOHU」だ。ロシアW杯には日本、韓国、サウジアラビア、オーストラリア、イランの5カ国がアジア枠で出場し、日本が唯一グループリーグを突破した。決勝トーナメント1回戦ベルギー戦ではMF原口元気、MF乾貴士のゴールで2-0と一時リードするも、ロスタイムも含めた終盤の約25分間で3失点を喫し、2-3の逆転負けでベスト16敗退。日本はあと一歩のところでベスト8進出を逃したが、同記事では日本の健闘ぶりを次のように称えている。

「日本はベルギーに敗れたが、全ての選手が試合を通じて素晴らしいメンタル、技術、戦術、チームワークを発揮した。感嘆すべきことであり、さらに感心する! 『世界に行く』ということは、もはや日本代表の空想ではない。誰もが彼らのパフォーマンスに拍手と敬意を送った」
「香川など多くの実力者が海外の主要リーグにいるが…」
 中国と日本の差が広がる一方だとしながら、要因の一つとして代表チームでの競争力を挙げている。爆買いなどで世界中からタレントをかき集めるなど中国リーグの存在感は急速に高まっている一方、海外リーグで研鑽を積む中国人選手の不在が大きいと指摘。日本人選手は海外リーグで逞しく競争を勝ち抜いているが、そうした差が代表チームにも反映していると分析している。

「香川真司など多くの実力者が海外の主要リーグにいるが、非常に恥ずかしいが中国人は“ゼロ”だ。ポルトガルやスペインに移籍した中国人選手もいたが、それは金メッキされたようなものであり、誰一人として高いレベルのリーグに見合っていないので、中国のレベルは依然として低い。『日本人に負けない』というのは傲慢だ」

 中国人選手もポルトガルやスペインに移籍して話題となったが、スポンサー絡みの後押しもあったと言われており、実際ポジションを勝ち取るには至っていない。海外主要リーグでプレーする水準に達していない事実が、中国代表の課題を如実に物語るとしている。

 両国の長期的ビジョンの差も大きいと分析。「日本の女子代表は2011年W杯で優勝を飾った。男子代表もロシア大会で「W杯優勝を目指す」というシグナルを世界中のファンに届けた」と記している。