2018 FIFAワールドカップ ロシアでは、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の採用が大きな注目を集めた。国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長は、その成果を誇っている。

 今大会から導入されたVAR。PKの数が過去最多を記録するなど、試合に大きな影響を及ぼしている。インファンティーノ会長は、「VARにネガティヴな点は見当たらないし、すでにVARを導入している国ではVARなしでは生きていけないようになっている」と語り、その信頼度を高く評価した。さらに、同会長は具体的な数値を示し、VAR導入の成功を強調している。

「昨日か一昨日にイタリアで公表された数値を見ると、判定の正確性は90パーセントから99パーセントという信じられないようなものだった。これこそ我々が焦点を当てなければいけないものだと思うし、審判にとっても助けになるんだ。だから、これがうまく機能するということに強い自信があるし、レフェリーたちの仕事ぶりにも信頼を置いている」

 ただ、今大会ではVARの適用範囲が限られていたために様々な議論を呼んだことも事実だ。改善の余地がないとは、必ずしも言い切れないだろう。今後のさらなる発展に期待が掛かる。

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