(続き)

ちなみに現在の野球とサッカーの最高峰リーグでの主力扱いの選手数を調べました。
主力の定義は野球は規定打席or規定投球回到達者。
サッカーは2016/2017シーズンのチーム内出場時間で上位11人の選手(サッカーは11人なので)です。

・野球(2人)
田中(NYY)
ダルビッシュ(TEX)

・サッカー(8人)
乾(スペイン)8位
大迫(ドイツ)5位
原口(ドイツ)9位
長谷部(ドイツ)9位
酒井(ドイツ)1位
吉田(イングランド)8位
岡崎(イングランド)10位
酒井(フランス)2位

サッカーのほうがずっと多いです。ここで留意してもらいた点が2つ。

@世界最高峰リーグでの競争率はサッカーのほうが圧倒的に高い。
言うまでもなくサッカーは全ての大陸で人気のスポーツです。日本人選手は本場のヨーロッパ人選手に加え、
中南米のテクニシャンや抜群の身体能力を持つアフリカ人選手との競争に勝ち抜かなければいけません。

A日本において、野球のほうが育成ノウハウの蓄積がある。
野球は1930年代、サッカーは90年代にプロ化したのですから当たり前です。
つまり、野球はもう「殆ど伸びきった」状態なのです。
一方のサッカーは、まだまだ育成面で伝統国より圧倒的に劣ってます。逆に言うと、「伸びしろ」が大きくあるのです。

@Aを考慮すると、余計野球の不甲斐なさが際立ちませんか?
サッカーより競争率が緩い世界で、サッカーより育成ノウハウが確立されてるのに、あの程度の成果しか出せてないのです。

ちなみに私は野球・サッカー両方のファンですが、日本とベネズエラを比較すると、
やはり「日本人に野球は向いてない」と思ってしまいます。両国とも、伝統的に野球が1番、サッカーが2番の国です。
それなのにMLBでの活躍度はベネズエラ人>>>>日本人で、欧州サッカーリーグでの活躍度は両国ともほぼ互角なのです。

サッカーに限らず他のスポーツと比べても野球はコストパフォーマンスが悪いと思います。
テニスやゴルフには現在世界ランキングでトップ10の日本人がいますが、
野球でMLBトップ10入りする日本人選手はいないでしょう。
トップ10どころか50ですら怪しいかもしれません。ダルビッシュが入るかどうかでしょうか。

やはり日本人に野球は向いてないと思いませんか?