「なでしこリーグ」も配信 世界80カ国を開拓したサッカー無料配信サイト「mycujoo」は何者か
7/12(木) 7:08配信
ITmedia NEWS

日本は1勝2敗1分け・ベスト16という結果に終わった、サッカーワールドカップロシア大会(以下、W杯)。
2010年の南アフリカ大会以来の決勝トーナメント進出とあり、日本中が大いに盛り上がった。

■なでしこリーグ契約に奔走した日本人女性

いつもはあまりサッカーを見ないという人も、W杯期間中はレベルが高い世界のサッカーに夢中になったという人もいるだろう。
これを機にサッカー観戦に興味を持った人には、いつでもどこでも試合を見られる動画配信サービスなどがお勧めだ。

日本のサッカーファンにとってなじみ深いものの1つに、英Perform Groupが運営するスポーツ専門の動画配信サービス「DAZN」(ダ・ゾーン)がある。
しかし、基本的には日本のJリーグやイングランドのプレミアリーグなどのメジャーな試合が対象だ。

マイナーリーグ含め、もっと世界各国のいろいろなサッカーの試合を見てみたい――そんな要望に応えるのが、
スイス発のベンチャー企業mycujoo(本社はオランダ)が2015年にリリースした、サッカー専門の無料配信サービス「mycujoo」(マイクージュー)だ。

日本ではなじみ深い日本女子サッカーリーグ(なでしこリーグ)から、ウズベキスタンやブータンのリーグ、欧州のビーチサッカーリーグまで、
同社がパートナーシップを結んだ世界のさまざまなリーグの試合が見られる。7月時点で、6大陸80カ国以上の配信パートナーがいるという。

ライブ配信とオンデマンド配信に対応し、スマートフォンアプリ(iOS/Android、無料)の他、PCやスマホのWebブラウザでも視聴可能。
17年は4200試合を配信し、今年は6月末時点で5000試合を配信済みという。
月間平均ユーザーは100万人以上で、17年の総視聴回数は4000万回を記録した。試合以外に、選手インタビューや記者会見なども見られる。

ユーザーはブラジル、ポルトガル、米国などの国が多いが、意外にも東南アジアの試合が人気という。
7月13日まで配信されるASEANサッカー連盟(AFF)の女子選手権では1試合7.2万ビューを超える試合もあり、
アジアカップ予選のマレーシア対北朝鮮戦は12万ビューを果たすほどの人気だった。

世界80カ国の試合を無料で見られるのは、サッカーファンにとってはありがたい。なぜ、他では放送、配信されないマイナーリーグの試合も視聴できるのだろうか。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180712-00000028-zdn_n-sci