三船は、父で映画スターの三船敏郎にかつてスター・ウォーズの出演オファーが来ていたことを振り返った。

 日本の黒澤明監督の作品に強い影響を受けたというジョージ・ルーカス監督から、三船に最初に届いたオファーは、ジェダイの騎士・オビ=ワン・ケノービ役だったいう。
「でもうちの父はサムライ魂がすごく強くて。当時は今のようにテクノロジーが発達していなかったので、不可能ではないかと。日本の武士道をコミカルに描くのは、自分はどうなんだろうと悩んだ」と回顧。
それを聞いたルーカス監督は「じゃあ顔を隠してみたらどうだろう、ダース・ベイダーという役はどうだろう」と提案してきた、と明かした。

 結局、父の『SW』出演はかなわなかったものの、「“ジェダイ”の語源は“時代劇”と聞いてものすごくうれしい。私は時代劇と、スター・ウォーズで育っているので。共演を見たかったですね」とくやしがっていた。