7/12(木) 8:41配信
毎日新聞

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会、東京都、政府などのトップによる調整会議が12日に東京都内で開かれ、組織委の森喜朗会長が大会招致の時点で掲げた「復興五輪」の理念を重視し、五輪の聖火リレーを東日本大震災で被災した福島県を出発地とする意向を明らかにした。会議での了承を得て、正式に決定する。

 森会長は会議の冒頭、「復興五輪の位置づけを強く意識した」と選定理由を語った。岩手、宮城を含めた被災3県から福島が選ばれたのは、東京電力福島第一原発事故により、いまだに最も厳しい状況にあると判断。聖火リレーを通じて復興を後押しする。リレーは3月26日にスタートとする。

 聖火リレーの総日数は予備日を除き114日で、都道府県ごとの割当日数の最多は開催都市の東京都の15日。複数の種目を実施する千葉、埼玉、神奈川、静岡の4県のほか、岩手、宮城、福島の被災3県には各3日間を割り当てる。それ以外の道府県は2日間として積算した。【松本晃】

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