世界の優れた芸術家に贈られる「世界文化賞」が11日、発表され、フランスの女優、カトリーヌ・ドヌーブさんや人工の霧を使った「霧の彫刻」で知られる中谷芙二子さんら5人が選ばれました。

「高松宮殿下記念世界文化賞」は、日本美術協会が絵画や建築など5つの分野で活躍する芸術家に毎年、贈っているものです。

30回目となることしは、ロンドンで11日、受賞者の発表が行われ、演劇・映像部門でフランスの女優、カトリーヌ・ドヌーブさん、彫刻部門で人工の霧を使った彫刻で知られる中谷芙二子さんなど5人が受賞しました。

また、次世代の芸術家を育てるための奨励制度は、演劇を通じて子たちの生き抜く力をはぐくむ活動をしているイギリスのチャリティー団体に授けることが決まりました。

表彰状と奨励金を受け取った「シェイクスピア・スクールズ財団」のブロック代表は、「創造性を高めることは芸術家をはじめ科学者やビジネスマンなどあらゆる職業人を育成することにつながります。今後も演劇を通じ子どもたちの可能性を伸ばすことに力を注ぎたい」とあいさつしました。

授賞式は10月23日に東京で行われます。

2018年7月12日 6時08分
NHK NEWS WEB
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