元アルゼンチン代表の英雄ディエゴ・マラドーナ氏が、ベネズエラメディア『テレスル』のインタビューに応じ、ヨーロッパの各国代表チームにおいて、アフリカ移民の選手が大きな戦力となっていることに疑問を呈した。

ロシア・ワールドカップでは、南米の伝統国アルゼンチンやブラジルが相次いで敗退し、準決勝には、ヨーロッパの4チーム(フランス・ベルギー・クロアチア・イングランド)が残った。だが近年、ヨーロッパの代表チームが多くのアフリカ移民出身の選手で構成されていることについて、マラドーナ氏は不満を隠せない。

特にフランスでは23名中14選手がアフリカ11カ国にルーツを持ち、イングランドやベルギーでもアフリカ出身者の比率は50%近くに上っている。

「ヨーロッパの代表チームに入れるためにアフリカからサッカー選手を奪い去るマフィアが存在する。若手選手たちは、必要に迫られてこのような決断をすることが多い。フランス代表の70%が移民出身の選手だ。彼らは恵まれない環境で暮らしていることが多く、1日4回の食事に加え、チャンスを得られることに引かれるようだ」

「サッカー選手の取引は酷いものであり、それが強豪国においても信じがたい水準にまで達している。今回のW杯において、移民出身選手の比率が過去最高になっていることは疑いない」

ヨーロッパでは、アフリカからの移民の流入が社会問題に発展しているが、サッカー界でも議論が巻き起こっているようだ。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180710-00000011-goal-socc