0001ベクトル空間 ★
2018/07/02(月) 15:09:47.02ID:CAP_USER9(●全文はリンク先みてください●)
では実際、W杯でトップ8に入る可能性はどれほどなのか。今回は日本代表が初めてW杯本大会に出場し、参加国も現行の「32」となった1998年のフランス大会から4年前のブラジル大会まで、過去5大会に限定してベスト8に勝ち進んだチームをチェック。8強入りの可能性を探ってみた。
まず、過去5大会でベスト8に勝ち進んだ回数を国別に並べてみる。
<5回>
ドイツ、ブラジル
<4回>
アルゼンチン
<3回>
フランス、オランダ
<2回>
スペイン、イタリア、イングランド
<1回>
ベルギー、コロンビア、コスタリカ、ウルグアイ、ガーナ、パラグアイ、ウクライナ、ポルトガル、
アメリカ、韓国、セネガル、トルコ、デンマーク、クロアチア
5大会すべてで8強入りを果たしたのは、ドイツとブラジルの2カ国のみ。W杯の通算勝利数がトッ
プ2の両国がパーフェクトな成績を残している(だからこそ、今大会のドイツのグループステージ敗
退は衝撃的だった)。さらに複数回を記録しているのも、オランダを除けば、すべてW杯優勝経験の
ある国だ。過去5大会で、ベスト8の枠はトータル「40」。そのうち65パーセントにあたる「26」を強豪
国が占めている計算になる。やはり、中堅国以下にとっては“狭き門”と言えるかもしれない。
ただし、日本代表を勇気づけるデータもある。ベスト8進出が1回限りの残り14カ国のうち、コロンビ
ア、コスタリカ、パラグアイ、ウクライナ、韓国、セネガル、トルコ、デンマークの9カ国にとっては「初
の8強入り」だったのだ。前述の40枠のうち22.5パーセントを“新入り”が支配している計算になる。これは悪くない数字だろう。
さらに過去をさかのぼると、16カ国によるトーナメント方式が採用された1986年大会から、W杯では「初の8強進出チーム」が4年ごとに必ず誕生している。詳細は以下のとおり。
<2014年ブラジル大会>
コロンビア、コスタリカ
<2010年南アフリカ大会>
パラグアイ
<2006年ドイツ大会>
ウクライナ
<2002年日韓大会>
韓国、セネガル、トルコ
<1998年フランス大会>
デンマーク、クロアチア
<1994年アメリカ大会>
ブルガリア、ルーマニア
<1990年イタリア大会>
アイルランド、カメルーン
<1986年メキシコ大会>
ベルギー
では、今大会はどうか。決勝トーナメントに勝ち上がった16カ国のうち、ベスト8進出の経験をもたないのは、
なんと日本だけなのだ。1日にスペインを破ったロシアは、ソビエト連邦時代の1966年イングランド大会で4位と
いう成績を残している。スウェーデンは1994年のアメリカ大会で3位、スイスも過去3度にわたってベスト8進出を
果たしている。その他はすべて上記で名前が挙がった国ばかりだ。つまり、今大会で「初の8強進出チーム」となる資格を持つのは日本だけ、ということになる。
ここまで見ると、期待は膨らむばかりだが、もちろん勝負の世界はそう単純なものではない。