イタリア 『トゥット・スポルト』紙
論評

・Hグループの勝ち抜きを決定する3戦目で日本代表チームは幾つかの選択肢の中から現実的な選択をした
・昨日の日本代表は乾や香川といった主な選手をベンチに座らせ、それまで機会のなかった選手が多く顔を揃えた
・低調な出来のポーランド代表は昨日も冴えず、日本チームの狙いはある程度成功していたが前半にリードできなかったことは一つの計算違いであった
・後半にセットプレイで失点した日本チームに残されていた選択肢は同点を狙うことだったが、その過程でコロンビアが先制した事によりウノゼロならば良しという選択肢も生まれた
・後半の25分過ぎから日本チームの運動量は急激に低下し同点を狙うという選択肢を西野監督は諦めた。あの状態で前がかりになればゴールと勝利に飢えたポーランドのエースに絶望を突きつけられる可能性もあった
・どのような連絡が入ったかはわからないが昨日はセネガルもまた低調だったことを考えると警告の差でノックアウト方式へと進むことは理解に値する
・GLの最終節においてこのような複雑な状況は割と良く発生することであり、その中で帰国せずに済んだことは日本チームが冷静に現状の把握をしたと言える
・この見慣れない光景に日本のファンは戸惑ったようだ。しかしそれは愚直に試合を進めてきた代表チームしか知らない故であり、我らのアズーリならばその狙いをもう少し気付かれにくいように狡猾に試合を閉じたと思われる