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2018/06/27(水) 07:35:55.30ID:CAP_USER9勘違いしてはならないのがW杯アンチ派も、これまで私たち一般人には想像もつかないような努力をし、本番に向けて準備をしてきた選手やスタッフたちを否定しているわけではない、ということである。あくまで、「自分はサッカーに興味がない」「日本代表戦を観ていない」と公言することがはばかられる現在の状況にへきえきしているのである。
また、こんな意見も寄せられた。
「W杯が始まる前は散々たたいていたのに、いざ日本代表が好成績を収めると、手のひら返ししたかのように褒めたたえる風潮はどうなのか。SNSの“サッカー通”やマスコミも同じ。まずは、西野監督や本田選手に謝ったほうがいいのでは?笑」(40代男性)
「監督が直前に解任された問題は、どうなったのでしょうか。日本代表が思ったより活躍しているのは結構なことだけれど、そこらへんをウヤムヤにしないでほしい」(30代男性)
直前で監督解任のドタバタ騒動があったことに加え、「日本代表は勝ち点を取れない」とまで一部では言われていた今大会。そうした暗いムードがあたかも初めからなかったかのような浮かれっぷりに、違和感を覚える人も多いということだろう。
個人的な“にわか”な意見としては、それらの問題も含めて大会後に検証しなければならないことが多いものの、今は日本代表の応援に集中すればいいのでは、と思う。また、W杯の醍醐味は、自国を応援することだけではない。実際に、筆者は今回の大会を通じて、アイスランドやパナマといった国に興味を持つようになった。
しかし、W杯に乗り切れないでモヤモヤしている人たちがいることも、忘れないようにしていたい。同調圧力に苦しんでいる人たちも、たくさんいるのだ。いずれにしても、「なかにはW杯アンチ派もいる」という当たり前の事実も含めて、今大会の盛り上がりが日本のサッカー文化を成長させるような結果になることを心から祈っている。
当連載についてご意見がある方は、筆者のTwitterアカウントにご連絡いただきたい。すべてには返信できないが、必ず目を通したいと思う。
(フリーライター 宮崎智之)