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2018/06/25(月) 11:40:13.83ID:CAP_USER9「前回大会からの4年間の努力が形になった。結果で示したところが本田らしい」。セネガル戦をテレビで観戦したサッカー教室運営会社の副社長、鈴木良介さん(36)は称賛を送った。本田選手とタッグを組み、国内外の教室やクラブの運営を進めてきた。
本田選手が子供向けサッカー教室を初めて開いたのは2012年。教室やクラブは国内で75カ所、中国やタイなど海外で8カ所に広がり、小学生以下を中心に約4千人が練習を重ねる。鈴木さんは「人生を懸けるという熱意に心をつかまれた」と教室の開設を決めた7年前を振り返る。
「未来を担う子供のため、世界中に教室を300校つくりたい」。10年のシーズンオフ、本田選手はサッカーイベントで知り合った鈴木さんに切り出した。教室運営の実績はあったが、鈴木さんは「一流プレーヤーが現場に関わる時間はないだろう。名前だけを借りるような教室は運営したくない」と一度は断った。
だが本田選手からは帰国のたびに連絡が入り、話をもちかけられた。日本代表で出場した試合後のホテルで明け方まで熱意を訴えられたことも。「現役の今の方が子供たちに与える影響力は強い。引退してからでは遅いんだ」と何度も夢を説く姿勢に打たれ、教室設立への協力を決めた。
本田選手が教室を通じて子供に最も伝えたいのは「夢に向かって努力する尊さ」。サッカー好きの少年から海外のトップ選手まで上り詰めた経験に基づく理念という。自ら教える機会は限られるが、コーチ陣とは頻繁に連絡。ミスをしても、その原因やフォローのあり方を考えさせるような練習方法にこだわる。
本田選手が運営に携わる大阪府摂津市のクラブに所属する種市悠さん(15)は同選手から「年上の選手との練習で、何度も泣いたけど立ち向かった」と聞き、「諦めない大切さを知った」と話す。
今回のW杯で活躍する姿に、教室の生徒たちは「格好いい」とくぎ付けという。鈴木さんは「子供たちにとっても大きな刺激になる。決勝トーナメント進出に向けて結果を出し続けてほしい」とエールを送った。
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