ロシア候補選手のドーピング違反隠蔽か=サッカーW杯
2018/06/21-01:10 時事通信
https://www.jiji.com/jc/worldcup2018?s=news&;k=2018062100053

ロシア代表のDFルスラン・カムボロフ【写真:Getty Images】
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ロシアの組織的なドーピング問題を告発したグリゴリー・ロドチェンコフ氏が、サッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会で同国代表候補だったDFルスラン・カムボロフ(28)について、「ドーピング違反が隠蔽(いんぺい)された」と20日までに明らかにした。

ロシアの検査機関所長だったロドチェンコフ氏によると、カムボロフは2015年に禁止物質のステロイド剤に陽性反応を示したが、連邦保安局によって検体が正常なものとすり替えられ、発覚を逃れたという。この証言は、ドイツ公共放送ARDが18日の番組で放送した。

カムボロフはロシア大会の代表候補28人に入っていたが、負傷を理由に代表23人には選ばれなかった。ロシアの選手については、国際サッカー連盟(FIFA)が大会前に調査を行ったが、違反の認定には証拠が不十分と結論付けていた。(AFP時事)。