国内のパブリックビューイング(PV)会場やスポーツバーでは、多くのサポーターが日本代表を信じて声援を送り、2010年南アフリカ大会以来となる初戦勝利が決まると各地に「ニッポン」コールがこだました。

 前回ブラジル大会に続いてPVが開かれた東京都文京区の東京ドームは、日本代表のレプリカユニホームに身を包んだサポーターら約1万1000人が詰めかけ、チームカラーの青一色に染まった。

 午後9時のキックオフ直前から、大型ビジョンに映る選手に向かってグラウンド席のサポーターから「ニッポン」コールが起きた。都内の小学6年、古屋蓮さん(12)は香川真司の大ファン。「僕もサッカーをやっているので、憧れの選手のプレーを見たい」

 その香川が前半6分にPKを決めて先制。追いつかれた後の後半28分に大迫勇也が決勝ゴールを挙げると、ドーム内は「ウォー」という歓声に包まれ、熱気は最高潮に。同僚と応援に来た都内の会社員、井上妃代さん(46)は「後半に弱い日本がコロンビアに勝つなんて奇跡」と声を弾ませた。

 この日は1次リーグで日本と同じH組のポーランドのテレビ局も取材に訪れた。スタッフのマレック・ガイエフスキーさんは「この熱気は早く母国に伝えないと」と目を丸くした。【飯田憲】

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