6/18(月) 1:50配信
スポーツ報知
メキシコがドイツ破る大波乱…ドイツの初戦黒星は82年以来

歓喜のメキシコイレブン(ロイター)
 ◆W杯ロシア大会▽1次リーグF組 ドイツ―メキシコ(17日、モスクワ)

  グループF注目のカードで波乱が起きた。メキシコがFIFAランク1位で連覇を目指すドイツを1―0で下し、下克上に成功した。

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 前半35分。自陣でボールを奪ったメキシコが、カウンターへ。FWエルナンデスがFWベラとの素早いパス交換で前を向いた。ドリブルで持ち運ぶと、左サイドを駆け上がってきたFWロサーノへ。22歳の有望株はエリア左で鋭く切り返し、DFを置き去りに。すぐさま右足を振り抜き、ゴール左スミへと突き刺して先制した。

 ドイツは序盤からボールを支配して主導権を握ったが、メキシコの高速カウンターでピンチを招くシーンが目立った。後半15分にMFケディラを替えてFWロイスを投入すると、同34分にDFプラッテンハルトをFWゴメスに変更。攻撃の枚数を増やして攻勢を強めたが、前回大会でブレイクしたメキシコGKオチョアの壁を破れなかった。

 7大会連続1次リーグ突破を目指すメキシコは、後半28分にスペイン・バルセロナなどで活躍した39歳のベテランDFマルケスを投入。これで5大会連続出場を果たしたレジェンドを中心に守り切った。メキシコの過去最高は70、86年大会のベスト8。前回はオランダに敗れてベスト16止まりだったが、優勝候補から勝ち点3を奪う最高の滑り出しとなった。

 ドイツは、W杯では06年母国開催の準決勝(対イタリア)以来、2大会8試合ぶりの黒星。初戦黒星は82年スペイン大会以来の屈辱となった。1934、38年のイタリア、58、62年のブラジルに続き史上3チーム目となる大会2連覇へ、好スタートを切れなかった。

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