水面下での激しい争奪戦を経て、マツコ・デラックス(45)らが所属する中堅芸能事務所「ナチュラルエイト」の所属となった有働由美子アナ(49)。

日本テレビ系の夜の報道番組「NEWS ZERO」のメインキャスターに就任することも明らかになったが、
その余波とも思える動きがテレビ関係者の間でささやかれている。

有働アナ獲得をめぐり、いくつかの芸能プロが獲得に名乗りを上げたが、その中で有利とみられていたのは、複数の有名歌手を抱える大手芸能事務所だった。

「このプロダクションは有働アナと接触し始めた当初から社内に“専従チーム”をつくり、
彼女が民放に出演するにあたって『どんな番組がふさわしいか』『何社くらいのスポンサーがバックアップしてくれるか』について詳しく調査を進めてきたといいます。

ところが契約の最終確認をする段階になって有働アナが選んだのはナチュラルエイト。
万全を期して受け入れ態勢を整えていたこの大手芸能プロに激震が走ったのは言うまでもありません」(芸能ジャーナリストの芋澤貞雄氏)

そして有働アナは今年3月にNHKを退局。その日からこの大手芸能プロの“意趣返し”が始まったという。
そのターゲットといわれているのがマツコ。有働アナが所属事務所を決める際に親身にアドバイスをしたり、背中を押したとも伝えられる。

「結果的にマツコに有働アナをさらわれることになった大手芸能プロの社内には、“マツコ潰し”に闘志を燃やす空気が漂っているそうです。
今、具体的な方法として取り沙汰されているのが、“共演NG作戦”です。マツコのタレントとしての得意技は“共演者転がし”であり、
その持ち味を存分に引き出すには良質の共演者が欠かせません。この大手芸能プロが本気で所属タレントとの共演NGを言い出したら、
マツコはあっという間にテレビから姿を消してしまうことになるでしょう」(芋澤貞雄氏)

実際、マツコがMCを務めるいくつかの番組で具体的な動きも出始めているという。

さすがのマツコもこうした不穏な空気を察知したのか、13日に放送された「マツコ&有吉かりそめ天国」(テレビ朝日系)では、
「私は(有働アナを)全然誘っていない。私はずっとNHKにいなさいと。NHKが合ってると(言っていた)」と懸命に否定した。

本来なら有働アナの獲得はマツコにとってお手柄のはず。それがアダとなり、消滅危機に立たされているとしたら気の毒な話である。
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/231395