ロックバンド・OKAMOTO’Sのハマ・オカモト(Ba)が16日、都内で開催されたイベント『FENDER CUSTOM SHOP EXHIBITION』でトークショーを開催。ピックアップの交換を初体験し、大興奮だった。

 1988年発売のエリック・クラプトンモデルから始まったフェンダーアーティストモデルの30周年を記念してのイベント。最新のFENDER CUSTOM SHOPの作品の中から選りすぐった約200本の逸品が一堂に会するギターファン垂涎のスペシャルな空間となった。

 トークショーでハマは、マスタービルダーのポール・ウォーラーさん、ピックアップマスターのホセフィーナ・カンポスさんとトーク。人生でこれまでピックアップの交換が未経験のハマが愛用のベースにホセフィーナさんのピックアップをポールさんが生で代えるという豪華なメンバーでカスタムした。

 「2週にわたってお届けしたい」とじらしながら試し弾きすると「全然、違う! これはスゲーぜ!」と大興奮。ピックアップの交換経験がなく「違いがわからないと上手にうそつけないので」と1度は企画をペンディングしたという。それが、いざ実践するとその変わりっぷりに「ここまで変わるとは…。ホントにびっくりしている。このピックアップをいただけるそう。ちょーうれしい」と楽器を初めて触る子供のような笑顔を見せた。

 ホセフィーナさんはFENDERの創業者であるレオ・フェンダーから直接、学んだ“伝説のピックアップアーティスト”として知られるアビゲイル・イバラさんを師匠に持つ。「愛を注げ」という教えを受け継いでいるそうで、ハマは「いろんなビルダーが細かいところまで再現しようと頑張っているんですけど、再現しきれないのは愛が足りないんだ、と。センチとか、そういうんじゃない。愛情はまねできない」としみじみ語った。

 また、ポールの細かな手作業を見ながらハマは「(ネジが)もとあったところに戻すのは基本ですよね」と納得の表情。そして「これは楽器をイジる方は当たり前のようにやってることですけど普通の人から見たら気持ち悪い行為ですからね。イケアの棚を作ったときに気持ち悪がられました」と“ミュージシャンあるある”で会場を笑わせた。

2018-06-16 15:31
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