・データマイニングや機械学習、計量経済学を駆使、20万の統計モデル
・ゴールドマンは14年大会でもブラジル優勝予想、実際は準決勝で敗退

サッカーの結果ほど予想が難しいものはあまりない。ゴールドマン・サックス・グループがデータマイニングや機械学習、計量経済学を駆使してこれに挑んだところよると、今週ロシアで開幕する国際サッカー連盟(FIFA)ワールドカップ(W杯)ではブラジルが優勝する。

ゴールドマンは20万の統計モデルや、個々の選手に関するデータ、最近のチーム成績を活用し、W杯について100万回のシミュレーションを実施。その結果、7月15日の決勝戦ではブラジルが6度目の優勝を遂げるとの予測をはじき出した。

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ゴールドマンは2014年のブラジルW杯でもブラジル優勝を予想。実際には準決勝でブラジルはドイツに1対7と大敗し、ドイツが優勝をさらった。

他のエコノミストが編み出した予測モデルでも、ブラジルとドイツが優勝国に挙げられることが多い。ダンスケ銀行でも優勝予想はブラジル。コメルツ銀行はドイツとしているが、ゴールドマンのモデルによると、ドイツは準決勝でブラジルと対戦し、ブラジルが前回の雪辱を果たす見通しだ。

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原題:Goldman Tips Brazil for World Cup After 1 Million Simulations(抜粋)

2018年6月12日 1:02 JST
Bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-11/PA5ZGI6TTDSD01