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2018/06/14(木) 06:13:30.60ID:CAP_USER9西野監督就任3戦目にして生まれた、待望の初ゴール。MF乾のゴールによってベンチ前にできた歓喜の輪に、MF本田は一呼吸遅れて加わった。4得点快勝の裏側で、金狼の立ち位置は危うさをはらんできた。
一度はつかみかけた定位置を失いかねない状態だ。5月30日のガーナ戦(日産ス)、8日のスイス戦(ルガノ)、本田はいずれも先発出場。3−6−1で臨んだガーナ戦は左シャドー、スイス戦では西野ジャパンのベースとみられる4−2−3−1の布陣で挑み、かつて「自分の庭」とまで呼んだ本職のトップ下で先発した。だが結果は共に無得点。チームも2戦共に0−2で敗れ去った。
本田に代わってトップ下で結果を出したのは、同じポジションを争うMF香川だった。パラグアイ戦で先発フル出場を果たした背番号「10」は、決定機を逸するシーンもあったものの、1得点2アシスト。特に2得点の乾との連係は出色だった。西野監督もロシア移動を控えた13日に「(コロンビア戦の先発メンバーは)非常に良い意味で悩むことができる」とパラグアイ戦のメンバーからの抜てきを示唆した。
西野監督就任以降、攻撃の大黒柱に据えられ完全に“復権”したかに見えた本田。だが、不発に終わったスイス戦後には「サブには一応、僕のライバルでもある(香川)真司が控えていて、それは結果を出さないと真司にポジションを取られるという危機感を持たないと話にならない。そこは本当に反省しないといけない」。本大会で“ジョーカー”としての役割を担うことには「可能性はあるし、どういう対応もできないと」と話していたが、その言葉が現実味を帯びてきている。
パラグアイ戦後の取材エリア。本田は笑みを浮かべながらも、呼び止める報道陣を手で制し「今日は(話さなくて)いいでしょ」と去って行った。一夜明けた、6月13日。本田は32歳の誕生日を迎えた。W杯南アフリカ大会・カメルーン戦での決勝点からちょうど8年がたった。左側のみを刈り上げた“片モヒカン”の勝負ヘアで臨戦態勢となった本田だったが、宿舎内に設けられた取材エリアでは無言を貫いてバスに乗り込んだ。
自身にとって集大成と位置づける大舞台。本田が見せるのはレギュラー奪回のための逆襲か、それともチームのための献身か。金狼にとっての3度目のW杯が始まる。
ディリースポーツ 6/14(木) 6:00配信
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写真
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