関東学生アメリカンフットボール連盟は13日、東京都内で理事会を開き、悪質タックルで今季の公式試合出場停止処分を科した日本大の処分解除を判断する検証委員会の設置を決めた。秋のリーグ戦に復帰する場合の判断の期限は7月末とすることを確認した。

 理事会では、秋のリーグ戦の準備のため、日大が参加する想定で日程を組み始めることが報告された。ただし、処分が解除されない場合は試合は行わない。7月末は選手登録の締め切りにあたる。

 一方、日大は事実解明のための第三者委員会の報告書の提出を7月下旬としている。関東学連が定める期限とは近接している。ある理事は「検証委が議論する期間も必要。間に合わない恐れがある」と懸念を示した。

 関東学連は先月、内田正人前監督(62)らが悪質なタックルを宮川泰介選手(20)に指示したことなどを認定。内田前監督らを永久追放処分とし、チームも今季の出場資格を取り消した。日大が再発防止策をまとめ、抜本的な組織改革を行えば処分を解除する可能性も示していた。【田原和宏、倉沢仁志】

6/13(水) 23:55配信 毎日新聞
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