あのねのね、所ジョージ、井上順、松本伊代、榊原郁恵、研ナオコらをはじめとする
司会陣の軽妙な進行に加えて、ものまね四天王を中心とした、ただ似せるだけでなく
ひと工夫混ざった芸と、純粋に歌まねで聞かせる勢力の対決、淡谷のり子の辛口批評、
針すなおの似顔絵などが好評を得る。ほぼ同時に、ものまねが芸人のカテゴリーの
一種として確立され、四天王がレギュラー出演する番組もスピンオフで作られるなど
して、1980年代後半〜1990年代前半に一大ブームを巻き起こした。

しかし、四天王の一角を担っていたコロッケが当時の番組プロデューサーと芸風など
を巡っての対立し、1992年春に降板。研など当時の主力出演者も続くように降板を
申し出て、日本テレビ系のものまね番組をホームにしたあたりから勢いが衰え始め、
2000年に放送された「第25回爆笑!スターものまね王座決定戦」「第32回オール
スターものまね王座決定戦スペシャル」をもってシリーズは一度終了に追い込まれた。