フォルトゥナ・デュッセルドルフは、日本代表FW宇佐美貴史の完全移籍での獲得を諦めない。ドイツ紙『ビルト』が、同クラブのロベルト・シェーファーCEO(最高経営責任者)によるコメントを伝えた。

12日に、日本代表MF原口元気のヘルタ・ベルリンからハノーファーへの移籍が正式に発表された。それにより、フォルトゥナはレンタルプレーヤーとして1部昇格に貢献した“日本人両翼”を新シーズンに向けて完全移籍で獲得する可能性が消滅。だがクラブは宇佐美に関しては依然として獲得を狙い続けているようだ。

シェーファーCEOは『ビルト』に対し、「タカシはデュッセルドルフをとても居心地良いと思っており、以前にも我々の下に残る希望だと語ってくれた」と言及。「アウクスブルクとの意見交換はずっと続けてきているし、タカシが新シーズンもフォルトゥナでプレーするにあたって、可能な限りすべてをトライしているよ」と所属元クラブと話し合いに入っていることを明かしている。

一方、これまでの報道によると、アウクスブルク側はロシア・ワールドカップに出場することで宇佐美の市場価値が向上することに期待している模様。大舞台で好パフォーマンスを見せれば、フォルトゥナにとって手が届かない存在になる可能性もあり、シェーファーCEOの心境は複雑かもしれない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00000013-goal-socc