6/13(水) 19:06配信
本田32歳感謝の気持ち、仲間にゴールのごちそうを
 サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会に臨む日本代表のMF本田圭佑が6月13日、32歳になった。

 「6・13」。誕生日に、事前合宿地のオーストリア・インスブルックから、縁の深い開催国のロシアへと向かう。

 8年前から、W杯日本代表の活動中に節目を迎えてきた。3度目のW杯、3度目のW杯バースデー。

 これまで同様、プレゼントは要求しない。自分で勝ち取るのが、本田の生き方だ。

 12日の国際親善試合パラグアイ戦は出番がなかった。ベンチのまま終え、目の前で同じトップ下に入った香川の復調ぶりを見せつけられた。

 試合後は雨の中、控え組のメンバーと黙々とトレーニング。表情ひとつ変えずシュートを蹴り込み、取材エリアでは足を止めず、対応しなかった。

 危機感はずっとある。どうやらトップ下の指定席は、本田VS香川の構図に。

 8日のスイス戦後には「真司が控えていて、結果を出さないとポジションを取られるという危機感を持っていないと、話にならない」と“予言”済み。

 いまさら慌てるはずもない。自信もある。第2の故郷ロシアで研ぎ澄ます。

 CSKAモスクワに所属していた4年間のロシア生活は人生そのものといえるほど、いろいろあったが、街も人も気に入っている。

 ロシアでも勝ち取って、認めさせ、周囲を黙らせていた。

 パースデー。

 欧州クラブでは誕生日を迎えた主役がホスト役を務め、日ごろのサポートに感謝しチームメートにごちそうする習慣がある。

 32歳の感謝の気持ちは、ロシアに凱旋(がいせん)し、勝利とゴールに込めてしっかりとプレゼントする。【八反誠】

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180613-00237643-nksports-socc
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