パラグアイの守備は非常に緩かった
基本ディレイで、当たって潰しに行ったり、猛然と追いかける場面は数えるほど少なかった
また中盤のアンカーのEの動きが緩慢で
1失点目は守備のスライドに遅れてIHとの間を空けて香川に使われたのが原因
その他の選手もカウンターを受けた時の守備の戻りが遅く
2失点目や前半32分の乾のシュートなど
こんなに戻らなければ普通にやられるという程度

攻撃はまずプレー判断が悪かった
2失点目は自陣から持ち上がって明らかに無理のあるスルーパスをカットされたことから
中盤の選手を経由していけばなんてことのない場面だった
ハイプレスを引き寄せてからロングボールを蹴るというのが基本にあったのか
そういう場面が結構あったが
GKのキック精度が低くフリーの味方にすら満足にわたっていなかった


思い出してみると、最終予選中のシリアとの親善試合がこんな感じだったかな
がばがばの守備をついて今野が得点した試合
まあ練習としてみるとよくできていたのかなとは思うが
むしろゆる〜い練習をしていたのがゆる〜い相手にぴったりはまった感じ
公開練習ではあまりガツガツあたって潰す守備はしてないようなので
そのままの感触でやったらしっくりきたのかな
「想定通り」
になったのだろう

だとするとむしろ怖い
これから本番を想定したきつい練習がどれだけできるのか、そもそもするのか
したところで状態を確認する機会=試合はない
コロンビア、セネガル、ポーランドがこんなゆるさで来てくれれば...
まあそれはムシが良すぎるだろうし、興覚め
サッカーのW杯ってFIFAランク60位以下同士の親善試合レベルなのかって
勝っては欲しいが、そんな感じで勝っても...

選手、監督はそれはやっててわかったとは思う
でもそんなこと承知のうえで無理やり調子を上げないといけないのが悲しい

さらにどれだけこの試合の出来が良くても
もう先発する選手は確定済み
どんなポジションだろうがどんな戦術だろうが7人確定
ひょっとしたらもっとか
すべてはスポンサー様の言う通り

それでもスペインよりはましなのか...