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MF柴崎らしいスピーチだった。

2012新人王の受賞がアナウンスで告げられ、上がったステージ。
初めこそ「Jリーグアウォーズは20回目。今年で僕も 20歳。
(同じ20歳で)語呂合わせがとても良くて、 気持ちいい」
と場内の笑いを誘ったが、そこから続く言葉に、場内の祝福ムードは一変した。

「ベストヤングプレーヤー賞(の候補選手)を見たとき、少し違和感がありました。
受賞するに値する選手はゼロでした。
世界に目を向ければ、ミランのエルシャラウィ、レアル(マドリード)のバラン、サントスのネイマール。
彼らのような活躍を(僕が)しているかといえば、そうではない。
ちょっとでも彼らに近づき、勝たなければ世界とは戦えない」

「日本のレベルで、ことを考えないで、そういった世界レベルで考えた上で(僕は)物足りなかった。
彼らが残しているような、インパク トを残せなかった」と自身に厳しい言葉を向けた。
「僕を含めて若い世代の選手が奮起しないと、並の選手で終わってしまう。

ずっと(世界に)負けているわけ にはいかない」。

クラブからスピーチ用のコメントが用意されたが、それを破棄し、「素直な気持ち」を発した。
小学生の頃から「一日も一度も練習で手を抜いたことがない」と言い切る努力の男。

柴崎の目は世界トップを見据えている。

2年後
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