日本は前半32分、左サイドからロングスローを放り込まれると、こぼれ球から左足ボレーを叩き込まれて失点。西野体制3試合連続で先制点を与える苦しい形のまま前半を折り返した。
0-1と劣勢の状況で輝きを放ったのが乾だ。後半6分、縦パスに反応したトップ下の香川真司が横に落とすと、近くに寄っていた乾がボールを受けてドリブルからシュート。鮮やかなキックでゴール右隅に吸い込まれた。
乾の勢いは止まらず、さらに後半18分には右サイドハーフの武藤嘉紀が横パスを通し、香川がそらすと、中央に走り込んだ乾が右足シュート。相手GKに触られながらもネットを揺らして逆転に成功した。
乾は日本ベンチに駆け寄ってチームメイトと喜びを分かち合うと、冷静沈着に様子を見守っていた西野監督の下へ歩み寄る。すると、指揮官は2ゴールのアタッカーを評価するように手を差し出し、ガッチリと握手を交わした。
8日のスイス戦で左サイドハーフには宇佐美貴史が起用されていたが結果を残せないまま乾と交代していた。そして、このパラグアイ戦で先発のチャンスを得た乾は後半34分にピッチを退いたものの、2ゴールと自らの存在価値を証明した。
フットボールZONE 6/12(火) 23:46
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