6月10日(現地時間)、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールでトニー賞授賞式が開催された。

映画ファンとして注目したいのは、映画界でも近年実力派俳優として注目を浴びている、アンドリュー・ガーフィールドが「エンジェルス・イン・アメリカ」で演劇主演男優賞を受賞したこと。マーク・ライランスやデンゼル・ワシントンら名俳優から見事初のトニー賞を勝ち取った。また、「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後の世界を描いた物語を舞台化した「ハリー・ポッターと呪いの子」が、演劇作品賞を受賞した。

しかし、最も注目を浴びることとなったのは、特別賞を受賞したブルース・スプリングスティーンを紹介するプレゼンター役のロバート・デ・ニーロだった。デ・ニーロは、壇上に上がり、マイクを目の前にした瞬間に「1つだけ言いたいことがある…F**Kトランプ!」と英語圏で公で使うのははばかられるFワードを堂々と言ってのけたのだ。出席者たちの中には目をまん丸にして驚く人もいたが、会場は大方スタンディングオベーションをする人たちで大いに盛り上がった。

さらに「トランプを支持することなんてできない。F**Kトランプ」と計2回Fワード言い放ったデ・ニーロにより多くの拍手と歓声が湧き上がった。

2018.6.11 Mon 22:43
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