日本代表は現地11日、オーストリア・インスブルック市内で、12日のパラグアイ代表との親善試合に向けた前日練習を行った。

90分の悲痛な叫び…! ハリルホジッチ前日本代表監督が心境を吐露【記者会見ノーカット】

 ピッチにあらわれた選手たちはまずボール回しでウォーミングアップ。全体的に明るい雰囲気で、談笑する姿が多数あった。その後、西野朗監督の号令によりピッチ中央に集合しミーティング。わずか10秒ほど、西野監督が短く気合いを入れ、ストレッチへと移行。この日は冒頭15分のみ公開で、ボールを使う練習の前に非公開となった。

 大島僚太は別メニュー調整。走れていないことから、おそらくパラグアイ戦の出場はないだろう。そうなると、4-2-3-1の「2」の一角は柴崎岳が濃厚だ。

 西野監督が出場機会の少なかった選手の起用を示唆したことから、パラグアイ戦ではスイス戦とはガラッとメンバーが代わることになるだろう。注目はトップ下だ。スイス戦では本田圭佑だったが、パラグアイ戦は香川真司になるはずだ。

 本田はこれまでいいパフォーマンスを見せていない。香川にとっては大きなチャンスがめぐってきたことになる。メンバーを固定していないことを西野監督は明言した。一気にレギュラーを掴む可能性はあるだろう。

 当然、別の可能性もある。香川もいまいちだった場合、西野監督はフォーメーションの再考を余儀なくされる。だが、いずれにせよ香川と本田の同時起用はいまのところない。ロシア入りを直前に控え、ポジション争いはより一層し烈になってきた。

(取材・文:植田路生【インスブルック】)

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180611-00273843-footballc-socc