長友がスイス戦で示した唯一の光明 “世界”を相手に示した「100%」のデータとは?
シャキリ、リヒトシュタイナーらを相手にデュエルで全10回に勝利
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180610-00110078-soccermzw-socc
日本代表は現地時間8日、国際親善試合スイス戦で0-2と敗れた。
ワールドカップ(W杯)にも出場するFIFAランク6位の強豪に完敗を喫したが、
唯一スイスに引けを取らなかったポジションが左サイドバック、つまりはDF長友佑都だ。
データ上でもデュエル勝率は驚異の100%を記録。
31歳のダイナモが本大会でもキープレーヤーの一人になりそうだ。

スイスにボール支配率60%と押し込まれるなか、
左SBの長友はMFジェルダン・シャキリ(ストーク・シティ)や
主将のDFステファン・リヒトシュタイナー(ユベントス→アーセナル)
というトップクラスの選手と何度もマッチアップ。
データ分析会社「InStat」によると、
「マイボールにするためのルーズボール、
空中戦、地上戦、ドリブルなどのボールの奪い合い」
を意味するチャレンジ数、
バヒド・ハリルホジッチ前監督の言葉でいう“デュエル”の勝率で
100%と驚異的な数字を残している。

勝利10回の内訳は守備におけるチャレンジ数が5回、
攻撃におけるチャレンジ数も5回とイーブンで、
決して守り一辺倒での成績ではない。
しかも、同じくスタメン出場した4バックの他の面々は、
槙野が勝率67%(9回中6回)、吉田が42%(12回中5回)、酒井高が33%(6回中2回)。
長友がいかに高い確率で勝利していたかが分かる。

ロシアW杯のグループリーグ対戦国には、
コロンビアにMFフアン・クアドラード(ユベントス)、
セネガルにFWサディオ・マネ(リバプール)、
ポーランドにMFヤクブ・ブワシュチコフスキ(ヴォルフスブルク)と
右サイドに強力なアタッカーが控えている。
長友がサイドの攻防を制することが、勝利に近づく一つのポイントになりそうだ。