対戦相手を研究し、
その良さを殺すために、
味方に予めミッションを与える

↑ハリルはこれに特化した監督だった。
どんな敵に対してもブレない「スタイル」やら「基本戦術」を決めるのではなく、大事な試合の敵をスカウティングして、試合ごとに対策する。

だから、オージー戦のように、最新予選の様な「絶対に勝たなければいけない試合」では結果を出した。

しかし欧州遠征の様なテストマッチの対戦相手を「スカウティングを徹底してまで勝つ」意味なんてなかった。
ハリルは、スカウティングして良さを殺す試合と、選手の能力を見極める試合を区別していた。

勿論、ワールドカップ本戦では、スカウティングを徹底した上でミッションを与えていたはずだった。