https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180612-00000038-spnannex-golf
片山晋呉 直接謝罪 今月中に処分の要否、内容を決定

永久シード選手の片山晋呉(45=イーグルポイントGC)が、プロアマ戦の
途中で怒って帰った招待客のアマチュアに直接会って謝罪していたことが
分かった。

 ツアー関係者によれば片山は前週、1人で招待客の働いている会社まで足を
運び、本人に謝ったという。

https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180612-00543537-shincho-golf
片山晋呉選手の「マナー違反」問題 レジェンド青木功の言葉を噛みしめよ

青木氏がプロ生活50年を経て出版した著書『勝負論』には、今回の騒動を
経たあとに読むと、何とも味わい深い文章が書かれている。以下、同書から
引用してみよう。

「プロゴルファーになって50年。自分の力だけでは、こんなに長くゴルフ一
筋にやって来られなかったと思う。

 クラブやボールを提供してくれる用具メーカーをはじめ、CMのスポンサー
やトーナメントの主催者、それから、いつもおれのワガママを聞いてくれる
事務所のスタッフや、なによりも大切な家族。色んな人々のサポートがあっ
て今の自分があり、70歳を過ぎて現役を続けていられるのは、そんな方々の
お陰である。プロになって何勝かした頃、先輩から『おい、青木。“実るほど
頭(こうべ)を垂れる稲穂かな”という言葉を肝に銘じとけよ』と言われたこ
とがある。当時はその意味をあまり理解していなかったけど、歳を重ねていく
内になんとなく分かってきた。『おめでとう』と声をかけられて『ありがとう
ございます』と頭を下げるにしても、その時の気持ちというのかな、5勝した
時より10勝した時の方が確実に感謝の想いが強くなった。

 おれはゴルフ以外のことは何も出来ないけれど、青木功という人間を
“一角(ひとかど)”の男に育ててくれたのは、ゴルフ以外の何物でもない。
だから、そのゴルフを通してお世話になった人への恩返し代わりに『少しでも
社会の力になれないか』と考えるところがあった」

 青木氏の社会貢献への思いは、アメリカツアーに参加した経験から、海外で
チャリティが盛んな様を目の当たりにしてより強まっていった。近年でも、病
気と闘う子供たちの支援や、東日本大震災の孤児らへのチャリティなどにも積
極的に関わってきた。

 ときにスポンサー探しにも苦労しながらも、社会貢献につながる活動を続け
てきたのだ。