ワールドカップ(W杯)ロシア大会を控える日本代表は9日(現地時間8日)、スイス・ルガノで仮想コロンビアとしてスイス代表と対戦したが、得点を奪うことができず2試合連続で完封負けを喫した。西野監督は試合後のインタビューで「形はできていると思います。最後の迫力というか、ボールを運ぶことはできています。(アタッキング)サードまでは侵入できていると思いますが、スイスのセンターが非常に強いので、何か変化がないと崩せないような気がしました。攻守の切り替えについては)非常に良かったと思います。攻撃から守備にかかるハイプレスかけながらボールを奪うところは狙い通り、守備に関しては良かったと思います。ビルドアップも良かったと思います。最後はガーナ戦と同じように決定力。そこに尽きると思います」と語った。
指揮官の「アタッキングサードまでは侵入できている、あとは決定力」というコメントに「絶句」したとつづった中西氏。「監督が本当にそう思っているのであれば、日本代表のW杯は相当厳しい。選手たちもそう思っているのだろうか」と苦言を呈した。
続けて投稿したツイートでは「そもそも決定力は簡単に改善出来るものではないのだから、決定機をいかに多く作れるかではないのか」と指摘。その上で「その為にはアタッキングサードに侵入するのが目的ではなくて、どう侵入するのか。願わくば相手がバランスを崩した状態で、乾のようなアタッカーが仕掛けられるような状況で侵入したい」と私見を記した。
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