国際親善試合の日本代表対スイス代表が6月8日、スイス・ルガーノのスタディオ・コルナレドでキックオフされた。

 日本は西野朗監督がワールドカップ初戦のコロンビア戦を想定して戦うと明言。初戦への試金石となる日本のスタメンは、GKに川島永嗣を起用、DFは4バックを採用し、右から酒井高徳、吉田麻也、槙野智章、長友佑都という顔ぶれ。中盤は大島僚太と長谷部誠のダブルボランチで、2列目は右に原口元気、トップ下に本田圭佑、左サイドに宇佐美を起用。1トップには大迫勇也が入った。

 気温23度の好天の下でキックオフ。日本は立ち上がり、スイスのアグレッシブな守備と長短織り交ぜたパスワークにやや後手に回る場面が目立つものの、ゴール前ではしっかりと身体を張って決定機までは作らせない。

 逆に日本はカウンターからテンポの良いつなぎでゴール前に迫るシーンも。しかし、序盤はともにゴール前で決定的な場面を作り出せない。

 27分、日本はスイスにサイドチェンジを許し、ロドリゲスのクロスからガブラノビッチにヘディングシュートを放たれるが、これは枠を捉え切れなかった。ここからスイスが縦への圧力を強め、日本ゴールに迫る場面が増えるが、日本もきっちりとブロックを構築した守備で得点は許さない。

 日本は33分に大島がミドルシュートを放ったが、攻撃は単発的。ビルドアップから崩しに掛かる場面が目に見えて減ってくる。一方、スイスは36分、後方からのフィードのこぼれ球をエムボロが至近距離からヘディングシュート。だがこれは左ポストを直撃し、日本は難を逃れた。

 日本は40分、大迫が腰を痛め、途中リタイアするアクシデント。代わって日本は武藤嘉紀を投入した。

 武藤が代わって投入された直後、日本は左サイドからエムボロの突破を許し、吉田と酒井高が挟む形で倒してしまい、PKを献上。これをロドリゲスに決められ、日本はついに先制を許してしまった。

 結局、日本は1対0とスイスにリードを許して前半を終了した

6/9(土) 2:46配信
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