今夏のマインツ退団を示唆した日本代表FW武藤嘉紀に打診が届いていることを、ロゥヴェン・シュレーダーSD(スポーツディレクター)が明かしている。ドイツ紙『ビルト』が伝えた。

プレミアリーグ行きを希望しているとされる武藤だが、以前からニューカッスルからの興味が伝えられている。所属クラブのシュレーダーSDも「良いオファーがあったら、話し合うつもり」と条件次第で同アタッカーを手放す意向をうかがわせていた。

しかし、武藤と同様、元U-21フランス代表DFアブドゥ・ディアロやコートジボワール代表MFジャン=フィリップ・グバミンが今夏に移籍する可能性が報じられるマインツだが、同SDは「3人に対する打診はあった」と語りつつ、「だが、どことも交渉に入っておらず、交渉の前提となる移籍金についても話していない」と認めた。

『ビルト』によれば、ディアロにはボルシア・ドルトムントからの興味が盛んに報じられるのに対し、武藤やグバミンへの関心はさほど具体的ではないとのこと。今夏の移籍市場で、新シーズンに向けた強化とクラブ施設への投資金として3000万ユーロの収入を目指すマインツだが、これまで放出を否定していたディアロの売却を容認することも考えに入れるという。

一方、同紙では「マインツは特にワールドカップに参加するムトウに関しては、今後数週間に良いオファーが届く希望を持てるだろう」との見解も述べられている。マインツと2019年までの契約を残す武藤だが、ロシアでのパフォーマンス次第で他クラブが動き出すかもしれない。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180605-00000022-goal-socc