9月に引退する歌手安室奈美恵(40)が4日、NHK総合の「ニュース・ウォッチ9」に出演し、ラストツアーについて「さよならを言える場所を設けてもらったことをすごく感謝している」とファンに別れを告げる場所があることを感謝した。

また、長男から「ママの息子で良かった」といつか思ってもらえるように仕事と向き合ったきたと明かした。

 安室は二十歳で結婚、出産し、1年休業した。人気絶頂の中でファンの前からいったん消えた。この時の心境について、「まるまる1年休んで急に不安になったりとか焦りが出てくる時期があった」と告白。

「でも、あの時焦りと不安を感じて調節できる自分になれた。あの1年がなければ、その後に感じた不安や焦りが出て来た時に自分で自分を信じてあげることができなかったりとか、ブレーキをかけてあげることができなかったと思う。1年休んだ時は不安も焦りもあったけれどもすごく大切な1年だったと思います」と振り返った。

 桑子真帆アナウンサーから「自分と向き合った」と聞かれ、安室は「向き合いました。初めて。いやっていうほど」と苦笑いのような表情に。

続けて、「でも、1年間休ませ下さいって言ったのは自分だったので復帰するわけにもいかず。焦りと…焦っている自分と向き合ってまたさらに焦って。初めてとことん自分と向き合った瞬間だったので、1つ成長したような1年でした」と自身の成長にとって非常に大切な期間だったと述べた。

 ナレーションでは「活動再開後は初めて作詞に挑戦。生まれてきた息子への思いを歌った」として、安室が「Say the word」を歌い踊る映像が流れた。

息子の存在意義について安室は「大きいですね。何をするにも息子を考えて」と返答。「できるだけ歌詞も注意して。英語でスラングがないかとか」と教育上の配慮も忘れていないことをあげた。

 また、「私が何かしてしまうと彼が後ろ指をさされてしまうと思って。いつか『ママの息子で良かった』と思ってもらうには仕事にどういう姿勢で向かえばいいのか」と息子に誇らしく思ってもらえる母親であるように生きてきたことを語った。

デイリースポーツ 6/4(月) 22:42配信
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