かつて「南米の黒豹」の異名をとった元コロンビア代表FWのファウスティーノ・アスプリージャが、ロシア・ワールドカップで母国と対戦するライバル国について辛辣な批評を飛ばした。

 アスプリージャといえば、現役時代に快速ストライカーとしてならし、セリエAのパルマやプレミアリーグのニューカッスルなどで活躍。また、コロンビア代表としても、1994年のアメリカ大会、1998年のフランス大会に出場し、カルロス・バルデラマやフレディ・リンコンらと黄金期を築いた名手でもある。

 そんな“異才”は、現地6月4日に地元紙『EL NOEVO Dia』の取材に応じ、今回のコロンビア代表について、「ペケルマンには明確なプレースタイルと計画があるから心配はしていない」とコメント。さらに「今回のグループは難しくはないし、次のラウンドにも進めると思う」と話し、初戦でぶつかる日本に対する分析も口にした。

「日本は上手いチームだが、点取り屋がいない。簡単な試合になることはないだろうが、我々にとってそれほど問題になる相手ではない」

 日本戦の勝利を確信したように語ったアスプリージャは、同組のセネガルとポーランドについても言及。この2か国に対しては日本とは異なり、警戒を強めている。
 
「セネガルはとても強い。我々はいつもフィジカル勝負で負けているし、肉弾戦は避けないといけない。ポーランドは良い選手が揃っていて、決して簡単な相手じゃない。ここから大会が始まると言っても過言ではないくらいに重要な試合になると思うよ」

 コロンビア・サッカー界のレジェンドから「大した相手ではない」という烙印を押されてしまった日本。最近の結果やFIFAランクを見ても当然とも言えるが、本大会では、そうした見解を覆す奮闘を期待したいところだ。
 
サッカーダイジェスト 6/4(月) 19:32
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